一陽来復御守をいただきに早稲田にある穴八幡宮へ。

冬至に行くのは初めて。

ここでいただける一陽来復御守とは、
【金融融通の御守とも申し、古来の吉例により冬至から節分迄の間毎日、穴八幡宮社殿に於てお頒け致します。】
と御守をいただくときに一緒にくださる説明書に御利益について記してある通りです。
ありがたいことです。

そもそも一陽来復という考え方は易経から来ています。
易経は中国の古い占い易の解説書。
易は陰陽の組み合わせで64の状況に分別した自然の在り様を、占いの手続きを踏んで人生の現状に照らし合わせ、己の立ち振舞いの吉凶を見通すという哲学。
かつて商の帝辛に幽閉されていた周の文王が獄中での生死の境に自らと向き合うことで獲得したもの、という説もあるように、易は徳を積み災いを避けて生きるための指南書でもあります。
その中の地雷復は、陽気が剝がれ落ちたあとに地の底から雷が発生し再び元の道にかえる、というような在り様を示しているそうで、これこそ一陽来復のオリジナルになります。

冬至は一年で一番夜が長い日、同時にこの日を境に微陽が生じてくるのでそれを養い始める日でもあるそうです。

帰宅したらゆっくりして、今晩はゆず湯に入ります。

皆さまもどうぞ内なる微陽を養生なさってお過ごしください。
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