ため息ついて脳がリセットする秋のセルフケア

エッセイ
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ため息をつくのは気分が落ち込んでるとき

秋は五臓の肺システムの働きが活発です。

活発ということは働きすぎることもあり、
そうなれば疲れるということ。

肺が疲れると
心身の衛りが弱くなるので、
まずは風邪をひきやすくなったりします。

それから憂鬱になりやすくなり、
ちょっとしたことで自己嫌悪。

秋になるとなんとなく物悲しくなって、
ふとため息をつくなんてことも。

これは肺システムのお疲れのサイン。 

そんなため息、
実はネガティブな行為ではなく
ポジティブさの表れなのだ、
と科学的にわかったそうです。

ため息をつくのは回復のためのスイッチ

解剖学的な肺は
二つの大きな袋に
ブドウの房のような
小さい袋を入れて、
その袋を呼吸で
膨らませたり萎ませたりして
換気をする器官です。

普通の呼吸では小さな袋、
肺胞は少しづつ
萎んでいってしまうそうで、
肺の隅々まで換気しきれなくなります。

そうなると酸素が足りなくなり、
それを察知した脳が
ため息をつくように指令を出すとのこと。

すると、ため息は
通常の2倍ほどの空気を吸い込み、
肺胞を充分に膨らませて
換気能力を回復させるそうです。

ため息をつくと脳の神経細胞が刺激される

実は人は気がつかないうちに、
およそ5分おきに
『回復的なため息』
をしているそうです。

これが
感情、発話、認知、推理などの
高次機能を司る大脳皮質を
活性させるとのこと。

これを踏まえて
想像を膨らませると、
ほっとけば自然と
呼吸が浅くなるに連れ
脳の機能も低下、
そして憂鬱な気分になってしまう
のではないでしょうか。

ちなみに、
ため息がつけなくても、
つき過ぎても良くないそうで、
適切な呼吸が維持されないことと
様々な神経疾患の関連が
取り沙汰されています。

…が、それはまた別の話。

まとめ

  • ため息をつくのは気分が落ち込んでるとき
  • ため息をつくのは回復のためのスイッチ
  • ため息をつくと脳の神経細胞が刺激される

秋が深まると空気が乾燥して、
気管や肺の負担が増えてきます。

秋なると肺が働き疲労する、
という昔ながらの医術の発想は、
この辺からも来ているかも知れません。

なんとなくため息がちになる秋、
呼吸と神経機能を上手にリセットして、
有意義な収穫の季節にしたいものです。

では、ご多幸とご健勝を♪


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