
要点
- 頬車は足の陽明胃経の6番目の経穴。
- エラの角にあるツボ。
- 耳鳴りにオススメです。
名前の意味
頬の字は、
ほっぺたということですが、
主に下顎の骨という範囲
を指しているらしいです。
車はアゴの角が
歯車があるように見える
という意味を指しているようです。
まとめれば、
下顎の関節のそばの経穴
となりそうです。
別名は機関・鬼牀。
ポイント
頬車のポイント、
耳鳴りを調えるのに
オススメの経穴です。
わたし自身、
キーンという感じの耳鳴り
が時々起こります。
このとき、
咄嗟の場合は手元に鍼が
ありませんから、
指圧をします。
圧え続けていると段々
キーンという音の
ボリュームが下がっていく
のがわかるのです。
こういうことは
鍼灸師になっていても
やっぱり不思議なことだなぁ
と思ってしまいます。
軽い耳鳴りでお悩みの方には
ぜひ一度お試しいただけると
嬉しいです。
また、下の歯の痛みや
顔面の不調などにも使われます。
なお、
耳鳴りや下歯痛の効かせ方に
興味があれば、
ぜひコチラの本をご一読ください。
DATA
解剖学関連
- 静脈:顔面静脈
- 動脈:顔面動脈
- 神経:大耳介神経(C2~3)
- 筋肉:咬筋
施術関連
- 主治:顔面神経麻痺/三叉神経痛/咬筋痙攣/耳下腺炎/歯痛/下顎関節障害/頬の腫脹/頚項部のこわばりと痛み/口唇の歪み/顎関節症
- 特殊主治:顔面神経麻痺に地倉まで刺鍼
- 【素霊の一本鍼】
- 下歯痛の鍼:下顎骨の後の少し上にある穴から下顎骨の裏を口唇に向け刺入
- 耳鳴の鍼:下歯痛より鍼尖をやや上向きに刺入
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