
要点
- 膺窓は足の陽明胃経の15番目の経穴。
- 乳頭からすぐ上の凹みにあるツボ。
- 乳頭の不調にオススメです。
名前の意味
膺の字は
胸という意味だそうで、
䧹は鳥を抱く形、
そこに肉月、
鳥を懐に抱え込むときの
位置で膺となりそうです。
窓はパーツごとに
いろいろ暗喩があるようですが、
結論はいわゆる窓、
外気の出入り口となるようです。
まとめれば、
胸のおいて
通気のための窓
のような経穴、
という意味でいかがでしょうか。
ポイント
膺窓のポイントは、
乳頭トラブル対策、です。
胃経の走行から
屋翳と同じく、
乳腺炎や乳汁分泌不全などで
使用されるとのことです。
その他にも呼吸器系や
胸のトラブルなど
幅広く利用できそうです。
ここもやはり気胸に注意となります。
DATA
解剖学関連
- 静脈:なし
- 動脈:なし
- 神経:第三肋間神経の前皮枝と外側皮枝
- 筋肉:大胸筋/内・外肋間筋
施術関連
- 主治:咳嗽/喘息/胸部苦満などの呼吸器疾患/胸膜炎/肋間神経痛/胸痛(呼吸器を中心とした)/胸脇脹満/乳癰(乳腺炎)/身腫(全身の痺れ痛み)/乳汁分泌不全
- 気胸に注意
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