箕門(きもん)SP11

ツボ
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要点

  • 箕門は足の太陰脾経の11番目の経穴。
  • 股の内側にあるツボ。
  • 泌尿器系のトラブルにオススメです。

名前の意味

箕は穀物の籾殻をとるときに
使用するカゴのことだそうです。

門は気血が出入りする経穴のこと。

まとめたら、
何やらモヤモヤしてる症状を
スッキリさせる経穴、
という意味があるのではなかろうか。

専門書によると、
この経穴を使用するとき
膝を曲げ足を外転させた座り方、
平たく言えばま足を投げ出した座り方は
箕踞または箕坐といわれ、
そのように両脚を開くと
全体的に門のように見えることから
名付けられた、とあります。

他にも、
箕宿という古代中国の星座、
射手座のγ・δ・ε・η星からなる台形が、
箕門の取穴時の姿勢、
足を投げ出した座り方に
似ていることが由来
とも言われているそうです。

謎の多い名前ではあるようです。

ポイント

箕門のポイントは、
泌尿器系や生殖器系の
不調のお助けになることです。

一応は禁鍼穴になっていますが、
優しく指圧程度なら大丈夫でしょう。

そもそも強刺激を
受けたくはないかと思います。 

DATA

解剖学関連

  • 静脈:大腿静脈
  • 動脈:大腿動脈
  • 神経:大腿神経前皮枝(L2)
  • 筋肉:内側広筋/縫工筋/長内転筋

施術関連

  • 主治:大腿の知覚・運動障害/鼠径部リンパ節腫脹・疼痛/生殖系の障害/小便不通/五淋/遺尿
  • 禁鍼穴

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