人が消極的なとき心には恐れがあります。ビビって動けなくなる、というのがそれです。五臓の働きからそれを説明してみたいと思います。
五臓はいわゆる臓器のことではありません。それぞれの臓器か担当する機能も込みで、生命維持のためのひとつのシステムとして、その呼び名はつけられています。
例えば腎。これは腎臓や膀胱などから成る泌尿器系のシステムと、腎臓や膀胱周囲にある生殖器官から成る生命を次代へと継承させるシステムを兼ねている存在です。
しかしこれは肉体的な範囲だけの説明です。
五臓は体のことだけでなく心のシステムでもあるのです。
例えば腎は恐れのシステムです。腎の働きが穏やかでいると慎重で手堅くなります、働きが乱れてしまうと慎重過ぎてビビります。緊張しているときトイレへ行きたくなった経験ありませんか?あれは緊張して腎が乱れたから、と考えてみてはどうでしょう。
余談ですが、驚いたとき心臓バクバクしますが、これは恐ろしくて腎が乱れると陰陽の関係にある心も乱れてバクバクするからなのです。本来の心は喜びのシステム、嬉しすぎたとき心臓ドキドキしますよね?
冬になると腎がメインで働きます。腎が働くとき人は慎重になります。ですから冬になると人は消極的になるのです。
だからこそ冬は丹田に気をまわし腰を据えてまいりましょう♪
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