カレンダーの曜日、頭に入ってますか?
入っていれば、陰陽五行論はもう覚えてます。
月と日が陰陽、
火水木金土が五行、
別けて考えるとかわりやすいです。
木は外へ向かおうとする働きのこと。
色で例えれば青、
季節で当てはめれば春、
臓腑なら肝。
火は上に昇ろうとする働きのこと。
色で例えれば赤、
季節で当てはめれば夏、
臓腑なら心。
土は繋ぎ止めようとする働きのこと。
色で例えれば黃、
季節で当てはめれば土用、
臓腑なら脾。
金は内へ向かおうとする働きのこと。
色で例えれば白、
季節で当てはめれば秋、
臓腑なら肺。
水は下へ降ろうとする働きのこと。
色で例えれば黒、
季節で当てはめれば冬、
臓腑なら腎。
まとめると、
土にすべてのものは繋がり、
火は高みに上がり、
水は低きに流れ、
木は土から外へ育ち、
金(鉱石)は土の内で形つくられる、
そんな自然の空間を表したのが五行です。
陰陽の方は、
一日のうちで太陽が出ている時は明るく暖かい、
月が出ている時は暗く寒い、
そんな自然の時間を表しています。
また、
朝は太陽が出かけて月は沈みかけてるから
未だ肌寒く陽のあたる場所は暖かい、
夕方は月が出かけて太陽が沈みかけてるから
未だ暖かいけれど足元は冷えてくる、
そんな風に常に移りかわり
異なる価値が共存することも陰陽。
実はこんな具合に、陰陽論と五行論は別々の考え方です。
しかし、まとめて考えた方が治療には役に立つことが多いのです。
例えば体調の悪い人がいたとして、
疲労して水の働きに不調が出た状態とわかったとき、
同時に陰陽どちらのエネルギーが不足しているかも把握して、
それに応じた治療をします。
陰陽五行論は
宇宙や時空をありのままに説明しよう
と考え出されたもの、
それを小宇宙である人に活かしているのが、
古代中国系の伝統的医療なのです。
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