
要点
列欠は手の太陰肺経7番目の経穴。
手首の掌側で親指寄りにある骨の凸から少し肘近づいた骨の上の凹みにあるツボ。
ノドの不調、めまい、頭痛、歯痛などにオススメであります。
名前について
名前の意味です。
昔、わたしが学生時代は列欠は列缺と書きました。
列は並ぶという意味、缺は容器の裂け目・割れ目または分かれ目という意味、そこから手の太陰肺経から分かれて手の陽明大腸経へ行く絡穴であることと、二経が並んでいるポイントであることを重ねて表しているのではないでしょうか。
余談ですが、雷電が天地を裂く様から雷神を裂缺と呼ぶそうです。
別名を童玄。
ポイント
先程お伝えしましたが、列欠は五要穴のひとつ絡穴です、列欠絡穴。
そして四総穴のひとつ「頭項は列欠に尋ねる」と言われ、頭や首の不調はとりあえず使ってみる価値のある経穴です。
さらに八総穴のひとつでもあり、任脈を担当しています。
DATA
解剖学関連
- 静脈:橈骨皮序破急/橈骨静脈
- 動脈:橈骨動脈
- 神経:外側前腕皮神経(C6)
- 筋肉:腕トウ骨筋(腱)/長母指外転筋(腱)/短母指伸筋
施術関連
- 主治:めまい/頭重/頭痛/歯痛/偏頭痛/寝違い/顔面麻痺/鼻血/嗄声/咽喉炎/トウ骨神経障害/口眼歪斜
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