
要点
孔最は手の太陰肺経6番目の経穴。
肘のシワから手首のシワまでの間1/3辺りの親指側で圧痛があるツボ。
ノドの不調、風邪、発熱、発汗、切れ痔などで特に急な不調にオススメであります。
名前について
名前の意味ですが、これもまた謎なのです。
孔は穴とか隙間という意味で、最は他に比べようも無いとか集まるという意味だそうで、肺の気が他の経穴と比べようも無いほど集まっているので滞りに孔を開けることに適している経穴、という意味になるようです。
ポイント
風邪をひきやすいこの時期、尺沢と共にとても頼りになる経穴です。
使い方も尺沢と同じです。
ノドがイガイガすると感じた圧してみて、痛いと感じたらお灸をしてノドの不調を和らげます。
その時間がない場合、マグレインを貼り、その上からロイヒつぼ膏も貼ります。
しばらくすると、腕から上半身が暖かくなり、ノドの不調はスッキリしています。
まさに最たる孔です。
孔最は手の太陰肺経の五要穴のひとつ郄穴です。
急な呼吸器系の不調のときはぜひ思い出してください。
ただし、なぜか鼻の不調にはあまりオススメしにくいと、合わせてお伝えしておきます。
DATA
解剖学関連
- 静脈:橈骨皮静脈/橈骨静脈
- 動脈:橈骨動脈
- 神経:外側前腕皮神経(C6)
- 筋肉:腕トウ骨筋/円回内筋
施術関連
- 主治:痔疾(切れ痔)/発熱/無汗/咳嗽/気管支喘息/鼻血/感冒/嗄声/咽喉炎/トウ骨神経障害/失音/喀血
- 特殊:解熱発汗
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