
要点
- 陽渓は手の陽明大腸経5番目の経穴
- 人差し指と親指の延期線の付け根にあるツボ
- 腱鞘炎など手の不調にはオススメ
名前の意味
陽の字は、
手は甲が陽で掌を陰とするので、
この経穴が陽の部に在ることを
指しているようです。
渓の字は、
もともと陽渓は陽谿
という字だったのを踏まえて、
「肉の大会するを谷と為し、
肉の少会するを谿と為す」
という言葉の通り、
陽渓は親指と人差し指が
小さく合わさったところに在り、
その雰囲気を指しているようです。
ちなみに、
谷という字が在るのは合谷、
比べたら雰囲気の違いが
よくわかると思います。
まとめると、
陽渓は手の甲にある小さなくぼみに在る、
ということを表しているようですが、
どうでしょう。
別名を中魁といいます。
ポイント
陽渓のイイところは、
場所がわかりやすいこと。
ちょっと変わった治療法では
キーポイントになる経穴のひとつなんですが、
それはまた別の話。
五兪穴の経火穴。
DATA
解剖学関連
- 静脈:橈側皮静脈
- 動脈:橈側動脈の背側手根枝
- 神経:橈骨神経浅枝(皮枝:C6)
- 筋肉:短母指伸筋腱・長母指伸筋腱
- 骨:舟状骨
施術関連
- 主治:下歯痛/咽喉痛/鼻血/鼻カゼ/扁桃体炎/手関節障害/目赤/消化不良/頭痛/腱鞘炎/目の腫張・疼痛/前腕知覚運動障害
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