
要点
- 然谷は足の少陰腎経の2番目の経穴。
- 土踏まずにあるツボ。
- 心にも作用します。
名前の意味
専門書によると、
舟状骨を然骨ともいい、
その下方のくぼみにある経穴、
という意味があるそうです。
また、
火が深いところで燃えており
水の相剋を受けないとか、
淵に龍が潜んでいるような経穴で
刺鍼すると内熱を発生すると、
水と相剋関係にある火に
繋がることを意味してもいるそうです。
別名は然骨・龍泉・龍淵。
ポイント
然谷のポイントは
火を抑え水を調えることです。
五行では水になる
腎は冷えていく性質があり、
それを穏やかにするためには
火の性質を借りなければならず、
そういうバランスを調える作用があるようです。
ちなみに、
『心の調整』は
ココロの調整でなく
シンの調整です、
念のため。
DATA
解剖学関連
- 静脈:内側足底趾静脈
- 動脈:内側足底趾動脈
- 神経:内側足足底神経(S1)
- 筋肉:母趾外転筋他:下伸筋支帯
施術関連
- 主治:足趾痛/婦人病/頻尿/生殖器系の障害/片麻痺/足冷/足の痛み/足底筋膜炎/耳鳴り/不妊症
- 要穴:榮火穴
- 特殊:婦人病の常用穴
- 【天・地・人ー奇経治療】陰キョウ脈:地
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