
『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』というアニメーション作品の30周年記念展。
場所は有楽町マルイ、ここでシリーズの主人公『風見ハヤト』の愛機『アスラーダ』の実物大模型にご対面できると聞いては、行かないわけにはいかんわ。

と意気込んでいたが、ちょっと行けそうにない、無念。
代わりにこのブログを見てくれた方が行ってくれたら嬉しいです。
『サイバー』(ファンはそう呼びます)は1991年にTVシリーズが開始され2000年までにOVAやゲームなどに展開された架空のモータースポーツを題材にした人気アニメーション。
ストーリーをかいつまんで説明すると、教育型AIを搭載した最新鋭サイバーマシン『アスラーダ』に、ひょんなことからマシン開発者の息子である『風見ハヤト』が乗ることとなり、挫折と再生を繰り返しつつ成長していく、というもの。
これだけ聞くと、ガンダムを思い浮かべる方もいるでしょう。
いいカンしてます。
この作品のスタッフは、平成ガンダムのスタンダードと言われるガンダムSEEDを後に手掛けるのですが、それはまた別の話。
『サイバー』は『風見ハヤト』の成長の物語に絡む群像劇も魅力です。
OVAの集大成『SAGA』は特にそれを堪能できます。
しかし、わたしとって最高の『サイバー』は、それらを削ぎ落として語られるある男の再生と成長の物語『SIN』です。
さて何が面白いのか?
マシンの性能が上がるほど、それを扱うレーサーにはより高度な精神力と技術力が要求される、というサイバーフォーミュラの世界。
その究極の完成へとレーサーと共に成長していく理想のマシン『アスラーダ』に対し、究極のドライビングをレーサーへ要求し理想の完成へと導く『凰呀』、前者がパートナー関係とすれば後者は師弟関係、このコンセプトの闘いが面白い。
そして更に、絶対王者として成長したここまでの主人公・風見ハヤトを敵役にして、主人公の兄貴分だったグリード加賀を主役に据えた必死の闘いという設定も面白い。
20年も前に作品としては終わっているのにも関わらずこの人気、わたしと同じようにこじらせている人が大勢いるのです。
もしこのブログを読んで『サイバー』をみてみたいと思ってもらえたら嬉しいです。
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