ほっといてもあたりまえのように在る自然。
その懐に包まれて暮らしている人間。
夜になったり朝になったり。
春夏秋冬と時々で雰囲気が変わったり。
その理がわかれば人間の暮らしはちょっぴり楽になりそうな。
夜になったり朝になったりするのは、
夜は自然の暗くなりたがるパワーが強まるから、
朝は自然の明るくなりたがるパワーが強まるから。
なんで木は伸びるのだろう。
なんで火は燃えるのだろう。
なんで土は留まるのだろう。
なんで石は固まるのだろう。
なんで水は流れるのだろう。
木は外へ向かうのパワーが強いから。
火は上るパワーが強いから。
土は繋がるパワーが強いから。
石(金)は内へ向かうパワーが強いから。
水は下るパワーが強いから。
夜や朝のように、二つの異なる現象が追いかけ合うように巡る、その理が陰陽。
木火土金水のように、五つの無二の働きが互いに支え合う、その理が五行。
理を用いれば、春の朝には種を蒔き働くのに相応しいとわかるし、冬の夜には閉じ籠もり休むのが相応しいとわかる。
自然と共に暮らす術は、陰陽五行の理を活かすこと。
完全に自然と共に暮らすのは、現代の人には一番難しいことかもしれない。
でももし、できることから生活に持ち込めたら、そのぶん少し楽に暮らせるかも。
それは、あなたの中にもあたりまえのように在るパワーなのだから。
コメント