要点

- 崑崙は足の太陽膀胱経の60番目の経穴。
- 足首にあるツボ。
- 氣の下降を調整します。
名前の意味
専門書によると、外果の凸を
伝説の崑崙山に例え
名付けられたたそうです。
『乃ち是れ太陽の行く所の経穴、膀胱は水府を為し、穴は足の踝の後に居る、井榮兪原の各穴と比ぶるも較高し、崑崙は乃ち水の高原なり』
子午流注説難より
ポイント
崑崙のポイントは、
氣の下降を調えることです。
健康な人体は
下半身がどっしりして
上半身は軽やかであるそうです。
病むと氣のバランスが
逆転し上に熱が多く下は冷えます。
風邪や頭痛がいい例で、
よく頭を冷やし足を温めるのは
そんな理由からです。
このとき崑崙を刺激して氣を降ろし
頭寒足熱の状態に持っていく
手助けになるかと思います。
DATA
解剖学関連
- 静脈:腓骨静脈/小伏在静脈
- 動脈:腓骨動脈神経:腓腹神経(S1)
- 筋肉:アキレス腱(踵骨腱)
施術関連
- 主治:後頭痛/アキレス腱障害/踵痛/頭部疾患/目眩/項頚部のこわばりや痛み/鼻血/腰背部痛/寝違い
- 要穴:経火穴
- 特殊:高血圧にも用いる
- 【素霊の一本鍼】上実下虚症の鍼:内方に向けて刺入
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