
要点
- 白環兪は足の太陽膀胱経の30番目の経穴。
- 腰にあるツボ。
- 仙骨部に起こる不調を調整します。
名前の意味
専門書によると、
白は五色で金・肺との関連を表し、
環は輪で肛門を表している、
肛門の氣を調整する経穴、
という意味があるそうです。
また別名が玉環兪・玉房兪であり、
ここから房は精嚢ないし子宮を指し、
精を蓄えて気血を調整する、
男性器や婦人科疾患を主治する経穴、
という意味もあるそうです。
他には、
膀胱経の支脈が
腰部から脊柱を挟み
外側を下降し臀部を貫き、
この経穴の後ろに至り
再びBL31上髎まで達することから、
環はめぐる・まわるを意味するそうです。
ポイント
白環兪のポイントは、
仙骨部に起こる不調を調えるです。
名前はいろいろ期待感がありましたが、
つまるところ生殖器系の不調に
効果が期待できそうです。
しかし禁灸穴です。
お灸は念のためお控えください。
DATA
解剖学関連
- 静脈:外側仙骨静脈
- 動脈:外側仙骨動脈
- 神経:中殿皮神経(S1~3)
- 筋肉:大殿筋の内側縁/梨状筋
施術関連
- 主治:生殖器系疾患/婦人病/腰仙骨神経叢の障害/痢疾/疝気/腰仙部のこわばりや痛み/膀胱炎
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