昔の人は五行を説明するのに擬人化をしてました。
それをご紹介しながら五行を見直してみたいと思います。
まず大雑把な五行の働きをおさらい。
- 木は外へ向う働き
- 火は上へ昇る働き
- 土は全てを繋ぐ働き
- 金は内へ向う働き
- 水は下へ降る働き
これを昔の人が擬人化すると。
- 木は将軍の官
- 火は君主の官
- 土は倉禀の官
- 金は相扶の官
- 水は作強の官。
人を国にみたて、人体の五行の働き、五臓の働きを国を運営していくポジションにあてはめ擬人化してます。
将軍は国の存在を戦で外へ表していくポジション。
現代なら外務大臣と言い換えてもいいかも知れません。
計画性や積極性や牽引力がありそうな感じ。
君主は国家のビションを象徴的に表していくポジション。
国の精神的支柱なのでとにかくポジティブさは必須。
倉禀は穀物などを蓄えておく倉のこと。
その管理官は国の運営を円滑に繋ぐポジション。
現代なら国の予算を管理する大蔵大臣と言い換えてもいいかも知れませんね。
じっくりマイペースに物事に取り組む感じ。
相扶は国の政治を担当して内を衛るポジション。
現代では首相、宰相と想っていいかも知れません。
内省的で共感力があり気遣いできる感じ。
作強とは弓矢などを造る職人らしいです。
その職人頭は国の生活水準を支える裏方というポジション。
現代ならインフラ整備に携わる専門家と言い換えていいかも知れません。
慎重で信頼できる感じです。
これぞチームワークの見本といえそうです。
では人体でその見本をあてはめてみます。
木や将軍の官は肝の働きにあてはまります。
例えば自分が仕切らずにいられないとき、肝の働きが強くなっていると考えてみてください。
火や君主の官は心の働きにあてはまります。
例えば自分がHappyでウキウキしてるとき、心の働きが強くなっていると考えてみてください。
土や倉禀の官は脾の働きにあてはまります。
例えば自分があれこれ考え込んでるとき、脾の働きが強くなっていると考えてみてください。
金や相扶の官は肺の働きにあてはまります。
例えば自分が周りが気になっているとき、肺の働きが強くなっていると考えてみてください。
水や作強の官は腎の働きにあてはまります。
例えば自分が様子をみる選択をしたとき、腎の働きが強くなっていると考えてみてください。
五行の擬人化でちょっとイメージしやすくなるとありがたいです。
コメント