東洋医学はその人の個性に合わせたケア

昔ながらの医術は
基本的にその個人専用の
オーダーメイドのケアをします。
だから
肩コリならこのツボとか、
腰痛にはこのツボ、
というような
症状だけに対応した
ツボを試してみても
効きにくいかもしれません。
とはいえ、
個人をみるのに
ある程度のパターン化は
あったりします。
五行の木火土金水を
人体にあてはめ
肝心脾肺腎として、
その虚、
弱まり、
エネルギー不足、
システムエラー
をみるというものです。
それら五臓は
個人のクセ、
性格、
生活習慣などと
相互に影響を
与え合い機能してます。
そこを手掛かりして
オーダーメイドのケアを
施すというわけです。
腰痛を起こしがちな人はどんな個性なのか

昔ながらの医術的には、
例えば腰は
どんなことと繋がりが
あるでしょう。
腰にある臓器
というと腎臓を
思い浮かべませんか。
これを患者さんに聞くと、
半分くらいは
胃と答えますが、
ココでは腎臓
とさせてといてください。
腎臓は腎システムの中枢、
腰は腎の影響を
受けやすいとなります。
腎は五行では水、
水タイプの人が
調子悪いと
慎重さを通り越して
ヒビリの個性が
前面に出てきます。
腰痛を起こしがちな
個性はヒビリ、
となります。
ぎっくり腰をしたときには、
怖くて何も出来ない、
と感じるのでは
ないでしょうか。
心と体って
そういう風になってるんです。
個性という根から枝葉までひとまとめにしてオーダーメイド

では、ケアは
腎のフォローだけでOK
かというと、
それがまた
そうではないんです。
腎のケアは
ケアの根っこになります、
これはコレでOKです。
あとはいろいろと
その人となりに
探りを入れて、
個性にさらなる
枝葉をつけていきます。
探りは四診を使います。
姿形を見て、
訴えや声を聞いて、
気になることを確認して、
身体のポイントチェック、
という感じに
その人毎の状態を観察。
そこから
その個性がどんな風に
変動しているかを考え、
根から枝葉までのケアを
オーダーメイドします。
が、
ココはかなり端折って、
腰痛が出る状況
だけを分別して、
それなりにツボケアを
オーダーメイドしてみましょう。
五行の色体表でいろいろ便利に個別化します

色体表というものがあります。
この世のすべてのものを
五行に割り当てた一覧表です、
すべてのもの
ってところは盛ってます。
ここでは腰痛を例に、
不調が現れるときの疲労、
についてお伝えしたい
と思います。
問題になる五つの疲労は
次の通りです。
動き過ぎ、
見過ぎ、
考え過ぎ、
寝過ぎ、
立ち過ぎ、
です。
動き過ぎると肝が疲れます。
肝は筋肉などを
フォローしてますから
動きっぱなしはこたえる、
と考えてもらえたら
だいたいOKです。
動いたとき
お尻に近いあたりが
ピリッとくる腰痛
がこれに当てはまります。
見過ぎると心が疲れます、
目は血を使いますので
そんな感じです。
しかし腰痛の場合は
見ることと合わせて、
立って見てるか
座って見てるかなど、
身体的な動作を重視
した方が割り切りやすい
かもしれません。
考え過ぎると脾が疲れます。
ここで考え過ぎ
から連想すると、
ヘタな考え休むに似たり
という諺に思い当たります、
その姿勢はたぶん
座りっぱなし。
じっと座っていて
肋骨のキワが
窮屈な感じがする腰痛
がこれです。
寝過ぎると肺が疲れます。
寝ていると
呼吸が省エネモード
になるので、
氣の循環は最低限になり、
弱点はモロに
反動が出てきます。
休みの朝に
いつまでも寝ていたいのに
腰の痛みで寝てられない
というのがこれです。
立ち過ぎは腎が疲れます。
立ち過ぎは
ジワジワと疲労が蓄積して、
身体をイイ状態に
キープしておけなくなり、
なんとなく楽な姿勢をとり
立ちっぱなしでいて
弱いパーツが負担をかぶり
ダメージを受けます。
立っていると
ウエストが重いと感じる腰痛
がこれです。
まとめ
- 東洋医学はその人の個性に合わせたケア
- 腰痛を起こしがちな人はどんな個性なのか
- どの五臓とのシンクロしやすいかが個性かも
- 色体表で大雑把なオーダーメイドをツボケア
さて以上が、
腰痛の大雑把な
オーダーメイド風
ツボケアです。
二つ除外しています。
ひとつは見過ぎの腰痛、
これは見ながらの体勢から
アタリをつけてみましょう。
もうひとつは寝過ぎの腰痛、
これはまず起きて
動きながら様子を見ましょう。
ツボケアの詳細は
以下のリンクを参考に
お試しください。
ではご多幸とご健勝を♪

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