三焦とは、五臓のシステムを三つに分類し直して
生命を維持するしくみを説明し直したもの。
臓を三つに分類するために、
臓の収まっている胴体を、
横隔膜とヘソで区切ります。
横隔膜より上の範囲を上焦、
横隔膜とヘソの間を中焦、
ヘソから下の範囲を下焦、
と三分割します。
上焦は肋骨に収められた範囲なので、肺と心のシステムがあります。
この二つは気血を循環させ生命を衛る働きをします。
中焦はお腹の真ん中なので、脾と肝のシステムがあります。
この二つは血を生成・調整して生命を養う働きをします。
下焦は骨盤の範囲なので、腎(と心包)のシステムがあります。
ここは水の老化を遅延させ生命を次代へ継承させる働きをします。
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